コーキングについて

コーキングって何？

コーキング（caulking）とは、建築物において、気密性や防水性のために施工される隙間を目地材などで充填することです。また、その材料であるパテなどを充填材・コーキング材・コーキング剤または単にコーキングと呼びます。
建物の外壁などを接近して見ると、壁をいくつかに分割した大きさに縦と横のラインがあります。このラインを一般的に目地と呼び、この目地に詰めてある防水性の詰め物がコーキング材です。

劣化したコーキング

劣化したコーキングを放置しておくと、痩せ、変形、軟化、変色、ヒビ割れ、剥離、破断 などの劣化症状を放っておくと、コーキング材周辺の外壁材のひび割れや欠落、室内への漏水を招き、建物本体をいためる原因となってしまいます。

前準備

工事ができるように足場を組みます。

カッターを入れて劣化した古いコーキングを撤去します。

コーキングを注入する前にプライマー（接着剤）を塗布します。この作業が甘いと剥離の原因となります。

コーキングを注入したとき、はみ出してしまうと仕上がりが汚くなってしまう為に、マスキングテープを貼ってから施工していきます。

コーキング剤の準備

コーキングの種類は3種類あります。
・変性シリコン系
・ウレタン系
・油性系
さらに１成分型・2成分型などがあります。（ホームセンターでよく売っているのが1成分型タイプです）
変性シリコンの場合は、シールがむき出したままの状態でも紫外線による劣化が少ないメリットがあるので基本的に当社では、変性シリコンを使用しています。２成分型の場合、2つの材料（主剤と硬化剤）を専用の攪拌機を使い、それぞれ混ぜ合わせてから使用します。

コーキングの施工

新しいコーキングを施工していきます。

ヘラを使用して均一になるように伸ばしていきます。

時間による経年劣化

新築の時は上から塗装をせずに、コーキングそのものがむき出しの状態の為、紫外線が直接あたり劣化していきます。
特に家の北東側より陽のあたりが強い南西面の劣化が激しくなります。
工事後はコーキングの上から塗装をする為、シールにあたる紫外線がブロックされることにより、新築時からの劣化してきたむき出しのコーキングよりも長持ちできるようになります。